今後に期待されるトルコのオリーブ
トルコのオリーブ生産ですが、正直言ってスペインやイタリアほど丁寧な生産管理が行われていないというのが実態でしょう。生産量の変動を減らすためには施肥や収穫後の剪定作業など、結構、手間をかけなければなりません。現状では、生産量の年度変化が大きく、裏作の年には生産量がチュニジアやシリアに抜かれて5位、6位へと転落してしまう年もあるのです。しかし、トルコの潜在能力は侮れないものがあります。オリーブオイル生産者の中にはトルコ産オリーブ油の個性を出すため、特に高品質のエクストラバージンやオーガニックのオリーブオイルの生産に注力しようとする動きも見られます。また、トルコは海外のマーケットの中で特に米国市場に注目しており、品質規格や取引基準は米国基準への適応を基本と考えているためか、トルコは98年には国際オリーブオイル協会から脱退してしまいました。トルコのオリーブオイル生産の今後の推移はトルコ政府が補助金の給付を含め、オリーブ産業振興にどれくらい本腰を入れるかにかかっていると思われます。トルコのEU加盟が実現するころにはその答えも見えてくるでしょう。
▲ アナトリア半島 エーゲ海に面したアイベリック地域のオリーブ
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