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第5回 もっと知りたいオリーブオイル!「IGP」と「DOP」


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第5回 もっと知りたいオリーブオイル!
「IGP」と「DOP」


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第5回 もっと知りたいオリーブオイル!
「IGP」と「DOP」

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その地方で作られていないのに特産品?

皆さんは旅先で買ってきた土産物を、よく見てみると全然違う場所で作られていたものだった、という経験をしたことはありませんか?本来、特産品というのは、その地方で収穫されたものやその地方独特の加工をしたものですよね。古い歴史をもつヨーロッパ各地には、それぞれの地域の食文化を象徴する食品が数多くあります。EU(欧州連合)には、こうした食品の品質や安全性の保証と生産者の保護のため、2つの認証制度
「IGP」と「DOP」があります。

 

ラベルのIGPマークに注目!

トスカーナ・エキストラバージン・オリーブオイルラベルとIGPマーク右の写真は当社のトスカーナ・エキストラバージン・オリーブオイルです。ラベルの上部にEU旗をモチーフとした青色と黄色の丸いシンボルマークが付いていますね。これがIGPマークと呼ばれるものです。「IGP」とはイタリア語のIndicazione Geografica Protetta(保護指定地域表示あるいは地理的表示保護と訳されます)の略語です。もうひとつの制度「DOP」は、「IGP」と同様のマークですが、中の文字が、Denominazione di Origine Protetta(保護指定原産地表示あるいは原産地名称保護)と記載されています。IGPが州のようなやや広い地域の特産品認証であるのに対し、DOPはそれよりも狭い町や村の特産品であることを証明するマークとお考え頂ければよいと思います。

   
鈴木俊久
鈴木俊久 プロフィール

2002年11月に日本ではじめて国際オリーブオイル協会(International Olive OilCouncil:IOOC)からオリーブ・オイル・テイスティング・パネルのカンパニーパネルとして認定を受けた。国際オリーブオイル協会とは、スペイン・マドリッドに本部を置き、 国際取引基準の策定、技術協力、生産プロセスの改善、品質の保護・改善、知識普及、モニター調査、国際協力体制の強化などを実施している団体。加盟国は、イタリア、スペイン、ギリシャ等のEU諸国の他、アルジェリア、クロアチア、エジプト、イスラエル、ヨルダン、レバノン、リビア、シリア、チュニジア、イラン、モロッコ、セルビア-モンテネグロの国々。

 

IGP、DOPにはどんな食品があるの?

「IGP」「DOP」の認証対象品にはオリーブオイル以外にも、チーズやハム、果物、魚介類などがあります。皆さんよくご存知のパルマ産プロシュート(生ハム)や、チーズのパルミジャーノ・レッジアーノ、それからシチリア産ブラッド・オレンジもDOP認証食品です。2004年時点では認定品目がおよそ640品目に達しており、さらに認可申請中のものも多数存在します。EUから「IGP」「DOP」として認定を受けるには、その生産地域、生産国、EUの順で審査に通らなければならず、認定された後も、その製造については、厳しい品質基準を満たすことは当然として、さらに誰が、いつ、どこで作ってものかということを原料にまでさかのぼって証明しなければなりません。「IGP」「DOP」の認定は大変に厳しい制度なのです。ですから「DOP認定・当地の新名物!」なんてことは絶対にあり得ません。

 

IGP、DOPのオリーブオイル

 
イメージ画像 今、イタリアで「IGP」「DOP」の認定を受けているオリーブオイルは、IGPは、トスカーノ・オリーブオイル1品目、DOPは、29品目の計30品目あります。この数の多さはオリーブオイルとイタリアの歴史や食文化との結びつきの深さを示していますね。しかし、これら「IGP」「DOP」認証のオリーブオイルの生産量は極めて少ないのです。たとえ「IGP」「DOP」認定の地域で栽培されたオリーブであっても、オリーブのできの良し悪しによって、また、生産証明書が必要なため、全てのオリーブを「IGP」「DOP」原料にするわけにはいきません。 特に「DOP」は、生産エリアが狭いので、その年のその地域の天候が不順だったり害虫が発生したりすると、「もう、その年の生産量はゼロ!」ということもあり得ます。また、味・風味も含めてその地域の伝統を引き継いでいるものなので、それぞれの風味には個性があります。「DOP」オリーブオイルは、個性的な物が多く、その分必ずしも口に合うのか?というと、そうとは限らないこともありますね。

 

IGP、DOPの注目すべきメリットとは?


最近では一部のオリーブオイル生産者協会で、この「IGP」「DOP」制度をもっと活用しようという動きがあります。それは、この認証制度が消費者にそのオリーブオイルの詳細な生産情報(トレーサビリティー情報)を伝えるのに大変役立つからです。これについては、次回以降、詳しくお伝えしたいと思います。ところで去年の冬、新物のオリーブ果実の風味確認にイタリア・プーリア州を訪れたとき、「IGPプーリア」の認定制度を進めているというニュースを聞きました。イタリア最大のオリーブ生産地・プーリア州のIGPオリーブオイルは、きっと素晴らしいオリーブオイルになるものと、心待ちにしています!

 
  次回は  
次回は、IGP認証トスカーノ・オリーブオイルに関する情報をお届けします!
 


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