意外かもしれませんが、オリーブオイルと和の食材との相性はとても良いです。たとえば、冷奴にオリーブオイルをかけてみてください。驚くほどさっぱりとおいしくいただけます。また、お刺身にかけて、カルパッチョ風にしていただくのも美味です。しょうゆとの相性もぴったりなので、しょうゆドレッシングなどを作ってもおいしいと思います。オリーブオイルの香りや味は主張しすぎず、素材のよさを引き出してくれるので、和の食材にぴったりなのです。オリーブオイルをたくさん使う南イタリア料理はなるべくシンプルな調理法で素材の持ち味を引き出そうとします。これって和食の基本と共通していると思いませんか?トスカーナ州で有名なフィレンツェ風ステーキ(「Bistecca alla Fiorentina」ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)は分厚い骨付き肉(Tボーン)を、塩、こしょうだけでシンプルに味付けして網焼きするトスカーナの伝統的な肉料理です。本来このステーキ用にはキアニーナ種という素晴らしい牛が使われるのですが、赤身の多い安い牛肉でも同じように塩・こしょうだけで網焼きして、仕上げにオリーブオイルをふりかければ、とてもおいしく、しかも健康的なステーキに仕上がります。