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テイスティング

100%ナチュラルなオリーブオイル 

第1回 テイスティングで広がる! オリーブオイルの世界


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第5回 もっと知りたいオリーブオイル!
「IGP」と「DOP」


第4回 オリーブオイルをおいしく食べる!

第3回 オリーブオイルを知って、もっとおいしく!

第2回 オリーブオイルでヘルシーに!

第1回 テイスティングで広がる!
オリーブオイルの世界


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  オリーブオイルテイスター

鈴木俊久のオリーブオイル講座

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第1回 テイスティングで広がる!オリーブオイルの世界

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オリーブオイルテイスターの役割とは?

オリーブオイルテイスターとは、ひとことで言えば、オリーブオイルの品質鑑定士です。複数のバージンオリーブオイルをテイスティングし、香り、味などを鑑定したうえで、オイルのグレード分け及びブレンド割合の決定をします。ちなみに、国際オリーブオイル協会オリーブ・オイル・テイスティング・パネルの認定は、資格の取得も難しいものですが、資格取得後も毎年3回の能力確認試験をパスしなければなりません。協会より送られてきたオリーブオイルの風味を優位点・欠点を含めた10以上にわたる評価項目を採点していきます。正しい鑑定ができれば、認定は1年間更新されます。オリーブオイルはとても個性的で繊細なオイルです。オリーブオイルの個性を的確に感じとり、それぞれの個性を活かしてあげるのがテイスターの役割なのです。

 

なぜ、オリーブオイルにテイスティングが必要?

もちろん、機材を使用した成分分析はエキストラバージンオイルの品質判定で重要な役割をしますが、最終的には人間の舌に頼らないと判断できない部分があります。それは、香りや味です。
オリーブオイルの味はどれも同じと思っている方も多いようですが、決してそんなことはありません。オリーブオイルの香りや味は品種や産地収穫時期や作柄によって大きく異なります。テイスティングをしてみて、初めて辛味があったり、ちょっとフルーティな香りがしたりすることに気づかれて、とても驚く方もいらっしゃいますよ。人間の舌でなければ、その微妙な香りや辛味、苦味などを感じとることはできません。
おいしさの差を鼻や舌で感じ、真に良質なオリーブオイルを選別するためにも、テイスティングは絶対に必要なのです。

   
鈴木俊久
鈴木俊久 プロフィール

2002年11月に日本ではじめて国際オリーブオイル協会(International Olive OilCouncil:IOOC)からオリーブ・オイル・テイスティング・パネルのカンパニーパネルとして認定を受けた。国際オリーブオイル協会とは、スペイン・マドリッドに本部を置き、 国際取引基準の策定、技術協力、生産プロセスの改善、品質の保護・改善、知識普及、モニター調査、国際協力体制の強化などを実施している団体。加盟国は、イタリア、スペイン、ギリシャ等のEU諸国の他、アルジェリア、クロアチア、エジプト、イスラエル、ヨルダン、レバノン、リビア、シリア、チュニジア、イラン、モロッコ、セルビア-モンテネグロの国々。




 
   

テイスティングの方法は?

テイスティングの方法ですが、まずテイスティンググラスに10〜20ccほどのオリーブオイルを注ぎ、フタをします。28℃ほどまで温め、香りがほどよくたってきたところでフタをとり、香りをかぎます。
次に3〜5ccほどを口内に含み、ワインのテイスティング同様に、飲み込まず舌全体に広げて味わい、舌をまるめ中央にオリーブオイルを集め、

 
鈴木俊久
    舌先を前歯にあてながら、空気を2、3回吸い込みオリーブオイルに空気をよく混ぜ合わせ、空気と混ざった香りを鼻に抜き、香りと口の中に広がる味覚を確認します。辛味は喉で感じることが多いため、その後、飲み込む場合もあります。
一度にテイスティングできるのは、4〜5個が限界です。1個のテイスティングが終わるたび、水で口をすすいだり、りんごのスライスを噛んで吐き出し、口の感覚をもどして次のテイスティングを行います。専用のテイスティンググラスは、色に惑わされないように必ずブルーかブラウンに着色されています。オリーブオイルの場合、色は風味の判断基準にならないからです。

 
オリーブオイル生産者と風味や品質についての打ち合わせ
▲ 毎年、オリーブ収穫時期、イタリアに足を運びテイスティングを行う。
オリーブオイル生産者と風味や品質についての打ち合わせも行う。
   

テイスティングで何がわかる?

国際オリーブオイル協会の鑑定方法は、優位点と欠点を0.1刻み10点満点で評価し規定の評価用紙に記入していきます。フルーティさは無論、辛味や苦味などの刺激はプラス評価になります。マイナス評価となるのは、かび臭さ、腐敗したような臭い、酢やワインのような発酵臭、土臭さ、金属臭、酸化臭などです。オリーブは果実ですから、原料や製造工程の良し悪しが、オリーブオイルの風味に正直にでてしまいます。
たとえば、収穫の時に地面に落ちて土がついてしまった実を洗浄不足のまま搾ると、土臭ささが感じられることもありますし、収穫してから日をあけたり、きちんと保管せず傷んでしまった実を搾ると香りは格段に落ちます。もちろん、油を絞る機械の管理もしっかりしていないと風味が損なわれます。
オリーブオイルは実に繊細なもの。テイスターは、こうした繊細な香りの違いを探り出し、それを細かく評価していくのです。

 

オリーブテイスターがいるからこそ!のクオリティ

BOSCOに使用するオリーブオイルを決定。
▲ その年のBOSCOに使用するオリーブオイルを決定。
サインを交わし、にこやかに握手!
「日本人はオリーブオイルの味ことなんかわからない、これがエキストラバージンオイルだと言われれば、質の良し悪しは確認せずに買い付けをしてくれる」と思われていた時代もありました。でも、私がオリーブオイルテイスターの認定を受け、厳しい注文をつけるようになってから「日本人にも味のわかる奴がいるぞ」と(笑)。おかげさまで、BOSCOのオリーブオイルは「いいものを作らなくては」と、常に努力をしてくれています。日本人の味覚は、非常に鋭いので、良質のオリーブオイルを紹介することで、皆さんにもオリーブオイルの味の良さを理解していただけるものと、私は思っています。

 
  次回は  
第2回は、美容と健康という観点から鈴木俊久がオリーブオイルを解説。なぜオリーブオイルはヘルシーなのか?その秘密が解き明かされます。お楽しみに!
 


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